不用品回収の許可の見方|一般廃棄物処理業の許可を自分で確かめる
- 最終更新 2026-09-27
- 出張料金帳 編集部
引っ越しや片づけで出た家具や家電を、トラックで回収してくれる業者があります。ただしこの分野には、家庭の不用品を運ぶ許可を持たないまま回収している事業者がいます。
許可を出すのは市区町村
ここがいちばん間違えられやすいところです。
- 家庭から出た物=一般廃棄物。許可を出すのは市区町村
- 会社や工場から出た物=産業廃棄物。許可を出すのは都道府県
許可は市区町村ごとに出るため、自分の住む市区町村で許可を受けているかが問題になります。全国で営業していても、あなたの市区町村の許可を持っているとは限りません。
相談は増え続けている
国民生活センターが公表した、全国の消費生活センター等に寄せられた不用品回収サービスの相談件数です。
- 2018年度 1,354件
- 2019年度 1,457件
- 2020年度 1,788件
- 2021年度 2,231件
- 2022年度(9月末まで) 857件
広告の金額と実際の請求が食い違う
国民生活センターは、無許可の事業者の広告について次のように指摘しています。
- 「定額パック××円」「トラック詰め放題△△円〜」といった安い金額を表示している
- 実際には基本料金のほかに人件費や廃棄費用などさまざまな名目で追加料金が発生する
- 結果として高額な料金を請求されてトラブルになる
当サイトが表示料金だけで業者を並べないのは、この構造があるためです。「〇〇円〜」の下限だけを比べても総額は読めません。
自分で確かめる方法
許可を受けているかどうかは、誰でも確かめられます。
- 市区町村のホームページで、一般廃棄物処理業の許可業者の一覧を探す
- 見つからなければ、市区町村の窓口に問い合わせる
- 業者が示している許可の番号や自治体名が、その一覧と合っているかを見る
国民生活センターは、許可業者を探したうえで複数社から見積もりを取り、追加料金がかからないことを十分に確認してから依頼するようすすめています。
市区町村に頼む選択肢もある
粗大ごみの収集は、市区町村自身が行っています。日時を指定して自分で運び出す手間はかかりますが、料金はあらかじめ決まっていて、あとから増えることがありません。
急がない片づけであれば、まず市区町村の粗大ごみ受付を調べてから、民間の業者と比べるほうが金額の見当がつきます。
古物商許可は別のもの
「買い取ります」と書いている業者は、古物営業法にもとづく古物商許可を持っているはずです。これは公安委員会が出すもので、許可番号を表示していることがあります。
当サイトの表の見方
当サイトは、業者の公式ページに次の記載があるかを見ています。
- 一般廃棄物処理業の許可を受けている旨の記載
- 古物商許可の記載
- 表示料金、出張費、見積もりの費用、キャンセル料、作業前に書面で金額を示すか
「記載なし」は許可が無いという意味ではなく、公式ページで確認できなかったという意味です。推測で埋めることはしません。実際に依頼する前には、自分の市区町村の一覧で照合してください。
高額な請求をされたら
その場で支払わず、消費者ホットライン188に電話してください。最寄りの消費生活センターにつながります。見積書、やり取りの記録、請求書を手元に用意しておくと相談が進みます。
まとめ
- 家庭の不用品を有償で運ぶには、市区町村の一般廃棄物処理業の許可か市区町村からの委託が要る
- 産業廃棄物の許可だけでは足りない。古物商許可とも別のもの
- 許可業者は市区町村のホームページや窓口で確かめられる
- 「定額パック」「トラック詰め放題」の表示は、追加料金の有無を確かめてから判断する
- 相談件数は増え続けている。急いでいるときほど、先に金額の条件を確かめる
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最終更新:2026-09-27